私は商学よりな人間なので、貨幣評価の公準を前提としたゲーム理論について少し考えます。
貨幣評価の公準は要するに何でも金に直して評価してみようというお話で、ゲーム理論は中学校で習う連立方程式をずっと多くした線形代数というもので、既知のデータに点数を割り振って結論を得ようとするものです。
国民の命や、天皇家の血や、名誉ある国際社会の立場は、お金には代えられない!
確かにそれらはお金を積まれても評価者の相対的評価を動かすことはできません。
けれど、金で代数的なxを導いて仮初のデータとして比較することはできます。
私の年収は込々で百七十万程度。ちょっとこれを計算すると、
百七十万×20年÷(1+r)^20=x
となり比較できるデータが得られます。
国民の命の平均は、平均年収を上記の計算や、これを少し変形させた無限等比級数の和で一応導けます。
天皇家の血の価値は、天皇家の血縁者/日本人口×年収差で一応評価はできます。
名誉ある国際社会の立場は、貿易額/日本のGDP-貿易額/北朝鮮のGDPなどで比率の評価まではできるでしょう。
もう少し掘り下げると、核兵器一発の殺戮数×平均生涯年収で核の値段も概算できます。
さて、極端な例ばかりですが、これらのデータに点数を掛けて、それから連立方程式を解いていけば、形式上、計量主義的な評価ができたことになります。
うーむ、ビッグデータの時代は、データサイエンティストに聞けば予言ができちゃう?