しばらく書かないつもりでしたが、戦犯の人脈、東條家のその後がwikipediaに乗っていたので驚愕してしまったので、備忘として書いておきます。
私は、太平洋戦争の旧戦犯だけは、5大国の指導層、経済エリート層と姻戚は結ばないと漠然と信じていたのですが、この前wikipediaの記事を見て驚きました。
旧戦犯の中で最も非難されていた東條家の女性が合衆国の企業家と結婚していたからです。
もしも、そこが突破点となり、旧戦犯の人脈が5大国に広がっていくのだとしたら、私の安倍晋三批判は誤りだったのかもしれません。
なぜなら、その人脈を使えば不可能な要求を非常に困難だが可能な要求に引き下げてもらうことが可能になっていくかもしれないからです。
旧戦犯は元々大日本帝国の指導層であり、戦後の日本社会でも重要な地位を占める血脈を押さえてはいます。そして、その中には旧大名級の戦犯がわずかながら含まれていますし、薩長土肥の成し遂げた明治維新を引き継ぐ人間も多くはあります。
その人脈を完全に利用したとき、旧敵国条項が解除されるなら、我々日本人は明治維新以前の一国の独立国としての地位を回復することも不可能ではないのかもしれません。
それにしても、我々、非薩長土肥や旧大名級に属していない市民の戦後というのは何だったのでしょうか。
旧戦犯の恩赦に賛成させられ、右翼と左翼に翻弄されながら、鬼畜米英と教えられてしまっていた戦前世代の米国への敵視が、日米安保への闘争が、旧戦犯への憎しみに代えて、市民への憎しみを煽ってしまったのかもしれません。
そして、それが日本国の報道技術であった時、市民にはそれに自ら気づくことしかできないでしょう。
そして、その後は旧幕軍と名古屋武士団と薩長土肥との関係、そして、5大国とのハーフ、その後は…。もう市民には関係のないことかもしれません。
小池百合子は負けました。そして橋下徹も…。
安倍晋造首相は優秀な政治家です。戦犯人脈、戦後の政治人脈も豊富です。ただ、それが気に入らない戦勝国民もいるでしょう。自民党員や、政治家、シンクタンクならそのような分析も行っているでしょうから、戦後日本の運命的分岐点が来た時、間違わないように祈ります。
中道、左翼の人間がこう思うのもなんですが、日本が中国、北朝鮮と本当に対立する気なら、彼らと同じ武装が必要です。そして、それが無理なら治外法権でも認めてしまうしかありません。
今の極右思想に組しないとすれば、道は少ないです。
米軍の力を借りながら、中国そして、今となっては北朝鮮もですが、圧倒的な戦力差を持つ国々と真剣に友好を行い、文化を学び、言語を学び、健全な中道、左翼として戦後日本の対立軸として真剣に生きるしかないでしょう。
…それか、共産党を支持するか、ですかね。
天の国があればなあ、と少し真剣に考えますよ。本当に。