北朝鮮との戦争前夜のような昨今ですが…。
政治情勢は語ると危ないような気もしますが、逆にチャンスで、今、まともな評論をすれば、後々、評価高め? とかも考えたりはします。
さて、現実政治を見るに、実際のところ、インドとパキスタンの核保有までは、既存核保有国への配慮と、元々の国土の大きさとしての大国性、そして、自給自足性から先進国クラブとの妥協もできたのでしょうが、北朝鮮は少し事情が違うようにも感じます。
北朝鮮は韓国併合が元々の国家としての初期目的で、核保有国として認められると、まず、韓国を併合するでしょう。その後は、中国には逆らえませんから、畢竟、狙いは日本でしょうか。
日本の天皇家は元々、朝鮮王族ですし、多数の朝鮮系の血筋が今でも根づいていますし、弥生人は元々朝鮮系だとも言います。
つまり、民族自決を盾に北朝鮮は日本の併合までを目標とすることができるわけです。
うーむ、何というか、例の大帝国の話を思い出しますね。
国民に鬼畜米英と教えていたところも何となく、感じるところもありますが…。
さて、もし、北朝鮮が韓国の併合を要求するところまで行くとどうなるでしょうか?
これは、実質的に米国が供与してきた技術が北朝鮮とその背後にいる旧共産圏に完全流出することを意味します。
そうなると、米国が何のために冷戦を戦ったか、意味不明な状況です。
そこはもうレッドラインを完全に超えているのでしょうね。
では、そこをレッドラインとして、そこに到達する前に何らかのアクションが行われると仮定しましょう。
その場合、北朝鮮は、核保有国として国民を鼓舞するための資本が無いわけで、その場合、国際貿易体制から北朝鮮向けの資源を確保する必要性があります。
ここでも、おそらく日韓の負担として朝鮮民族とひとまとめにされている側が犠牲を強いられるわけですが、この路線なら、北朝鮮が満足すれば、ぎりぎりレッドラインを超えない可能性があります。
後は、日韓の市民が朝鮮民族の大義とやらを信じて我慢すればよいのでしょうが、正直、先進国として優遇されてきたこの二か国が我慢できるとは思えず、我慢できないということはアジアからの核ドミノが起こる可能性が高いです。
まあ、日本は過去の侵略の歴史として当然のことと思って我慢できるかもしれませんが…。
さて、この核ドミノが起こった場合、当然の国力として持つのはカナダとオーストラリアでしょうか?
その二か国が核を持つと、人口だけを多量に抱えるアジアの各国は穀物輸入の首が締まります。頼みの綱の中国も、冷戦下の苦しい我慢を行うのは不可能であり、結局、どこかから収奪するしかないわけですが、その矛先はアジアに向かうしかありません。
そう考えた時、北朝鮮が保有する核はアジア人全体の首を絞め、世界情勢をパワーポリティクスの世界に引き戻す火薬庫のようなものであるような気がします。
何というか、どうも、既にレッドラインを超えているような気もひしひしとします。
核保有は安全保障の唯一の鍵ではあるのですが、北朝鮮の核保有と侵略主義は国際社会の調和の希求を目指す我が国の憲法上も認めることができず、平和憲法を持たない他の国家では更に容認しがたいものでしょう。
そして、北朝鮮の脅迫は朝鮮民族そのものの存続を脅かす危険な火遊びの様に思えてしかたありません。
朝鮮民族の興廃はこの一戦にあり! と朝鮮労働党は言うかもしれませんが、その興廃の一戦は大日本帝国がやらかした後なのでは? と反省した黄色い猿が思うわけですが…。
…ともかく、過ちは二度と繰り返しません!
と言える時代が戻ることを期待します。