ところで皆さんは常識的に考えて新古典派支持の新自由主義者ですよね?
私は自分の貧しさと誘惑に負けて一度共産党に入れたことがあります。
ですが、基本的には冷戦は資本主義陣営が勝利したので、新古典派経済学を支持する新自由主義者に帰属したいかなあと思ったり。
その割にはお金もないですが…。
ミルトン・フリードマンの自由と選択などを読めば分かりますが、世界には全て多かれ少なかれ選択する自由が与えられています。
私は確かにお金をあまり持っていないのですが、収入を遊興に使うか、交友関係使うか、勉学に使うか、キャリアアップの僅かな望みにかけるか、企業のために貯蓄するか、と言ったささいな選択までは行うことができます。
誰にでも選択する自由があります。この逆境の中、強力な自民党に向かい合う自由もあるし、従う自由もあるし、逃避する自由もあります。
ジョン・スチュアートミルの自由論を読むと、民主主義の中で権力に相対するという難しさがよく分かります。
多数派を形成できないと、逃避する自由しか選択肢が無くなってしまうようです。
で、現在、冷戦も終わり資本主義は収穫期に入っているわけですが、これがまあ、足場が無い人間には少し厳しい時代ですよね。
日本では戦後世代の社民党全盛期や、共産主義陣営の先進性と欧州社会主義の繁栄を知る人間が定年前か定年後に人脈を持っているから、多少社会主義的な政策も許されるようで、その点、日本人はまだゆったりと生きることができますが、彼らが社会性を失ったときどうなるのかなあとも思います。
私も、その恩恵を受けている以上、あまり批判はできませんが、新古典派経済学の立場からは更なる資本集中とプロテスト的労働が必要だと強く信じます。
勝者の既得権益を傷つけず、階層の流動化に乗れる方法とか、誰か知りません?
うーん、起業したいなあ。
ドナルド・トランプ氏が勝利した以上、資本家層への優遇政策と支持層の底上げを行うという素人予測が導かれるわけですが、日本にはその恩恵が巡ってくるでしょうか?
正直、日本は冷戦時代に優遇されすぎていましたからね。
米国とその同盟国を一つの経済圏と見ると、日本企業の利潤が米国に収穫されるのも資本主義の当然の帰結なのかもしれません。
…考えれば考えるほどこの時代の勝利は難しいですね。